イタリア旅行で「持っていけばよかった…」と後悔しない!旅慣れたライターが教える持ち物リスト

旅のノウハウ

この記事にはプロモーションが含まれています。

イタリア旅行は、一度は行ってみたい憧れのヨーロッパ旅。歴史ある街並みや美術館、美味しいグルメやショッピングなど、楽しみは尽きませんよね。

でも、いざ現地に着いてから「あれ、これ持ってくればよかった…」と後悔することも少なくありません。実は私自身も初めてのイタリア旅行で何度かそんな経験をしました。

この記事では、旅慣れた筆者の実際の経験をもとに以下の情報をまとめました。

これからイタリアに出発する皆様の参考になれば嬉しいです。

ヨーロッパ全般の旅行で使える持ち物の記事も併せてご覧ください。

欧州のシェンゲン協定を締結している国(フランス、イタリアなど)に渡航を予定している方は、ETIAS(エティアス)を通じてインターネットで事前に登録が必要になります(2026年導入予定)。
最新の情報は外務省駐日欧州連合代表部のウェブサイトをご確認ください。

イタリア旅行の前に知っておきたい!持ち物準備の3つのポイント

イタリア旅行持ち物準備3つのポイント
初めてのイタリア旅行では、「日本との違い」に戸惑う場面がたくさんあります。

スリの多さ、トイレの設備、気候の変化……これらを知らずに行くと、思わぬトラブルに。

ここでは、安心して旅を楽しむために準備段階で知っておきたい3つの大切なポイントを紹介します。

ポイント1. 日本との違いを理解しておくことが大切

イタリアは美しい国ですが、日本と違う点も多くあります。特に注意したいのが、スリや置き引きなどの軽犯罪。観光地や電車内では、バッグは前に抱えるのが基本です。

筆者自身の経験から、リュックサックよりショルダーバッグの方が観光するには良いと思います。

ベネチアを旅行した時に、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿でリュックでの観光ができず、預けなければいけなかったのが面倒臭いと感じました。

まず、トイレの数が少ないです。百貨店の中のレストランフロアにしかトイレがないこともざらです。(トイレ問題、イタリア以外のヨーロッパ諸国全体に言えることです)

トイレが見つからず、カフェに入りカフェインの入ったコーヒーを飲んでトイレを借りるという悪循環がしばしば起こります。

カフェのトイレであってもトイレットペーパーがなかったり、なぜか便座がないこともあります(怖)!

おすすめの持ち物

  • ファスナーとポケットが付いているショルダーバッグ
  • トイレに流せるポケットティッシュ
  • 除菌シート
  • 携帯ウォシュレット

こうした違いをあらかじめ知っておくと、持ち物の準備にも役立ちますよ。

ポイント2. 持ち物はなるべく少なくしたい!でも忘れ物はNG

「身軽に旅したい」と思って最小限の荷物で行くと、意外と現地で困ることも。逆に「あれもこれも」と詰め込みすぎると、移動が大変に。

ポイントは、“現地で買えないもの”や“使い慣れたもの”は持参し、それ以外は現地調達でもOKと割り切ること。旅のスタイルや滞在日数によっても変わってくるので、自分に合った取捨選択が大切です。

現地で買えないもの

  • 常備薬
  • インスタント和食(お味噌汁、梅干し)
  • 日本茶のティーバッグ
  • コンタクト用品、生理用品
  • 季節に合わない服(春夏なら防寒着)

現地調達できるもの

  • 洋服(イタリアのファッションが好きなら)
  • インスタントコーヒー(イタリアのほうが種類が多い)
  • 石鹸・シャンプー・コンディショナー(海外製品の香りが好きなら)

旅のスタイルや滞在日数によっても変わってくるので、自分に合った取捨選択が大切です。

>これは持って行ってよかった!経験者が選ぶ安心アイテム

ポイント3. 実際に後悔した人の声から学ぶのが早い

旅行準備において一番役立つのは、やっぱり経験者の声。

「これを持っていれば安心だったのに」「逆にこれは使わなかった」などのリアルな声は、ガイドブック以上に頼りになります。

今回はそういった自身の体験談をもとに、本当に必要なアイテムだけを厳選してご紹介します。

【イタリア旅行】これは持って行ってよかった!経験者が選ぶ安心アイテム

実際にイタリアを旅した人たちが「これは本当に持って行って正解だった!」と口をそろえるアイテムをご紹介。

現地での困りごとやトラブルを未然に防げる、頼れる便利グッズを5種類に分けて紹介します。

スリ対策に必須!防犯グッズ

ローマやフィレンツェ、ミラノなどの都市部の観光地ではスリが本当に多いです。特に日本人観光客は狙われやすいので、以下のような防犯グッズは必須です。

  • セキュリティポーチ(服の下に隠せるタイプがおすすめ)
  • 南京錠(リュックやスーツケースに)
  • ワイヤーロック(カフェや電車でバッグを固定する用)
  • 予備の財布(お金を分散して持つため)

筆者はセキュリティポーチに現金やパスポートを入れていましたが、それだけで安心感が全然違いました。ただ、空港などパスポートを見せなければいけない時に服の中のセキュリティポーチに入れていると着ている服をめくらないといけないので、空港に着いたらパスポートを出せるところにしまっておくことを忘れないようにしてください。

南京錠とワイヤーロックは荷物を固定するのに役立ちます。

鍵をかけているからと安心せず、基本的に荷物は肌身離さず、目の届くとおころに置くようにしましょう。

移動時にスマートフォンを見ながら歩いたり、カフェのテーブルにスマートフォンを置いたりするのは厳禁です。

また、イタリアに来たからと言って過度なおしゃれをしたり、ハイブランドを身につけて歩くのは非常に危険なのでやめましょう。

筆者は海外旅行の際は、日本から持っていく財布以外に予備の財布を2つ持って行きます。日本から持って行く財布はホテルのセキュリティボックスに入れっぱなしにして、一つ目の財布にクレジットカードと大きい金額のお札(20ユーロ紙幣)を入れバッグにしまいます。もう一つの財布はがま口やコインケースくらいの大きさのもので小銭と小額紙幣(5ユーロ紙幣、10ユーロ紙幣)を詰め込み、洋服のポケットに入れて、有料トイレやチップなどを支払うときに使います。

トイレ&衛生事情に備えるアイテム

イタリアではトイレが有料なことも多く、トイレットペーパーがないこともよくあります。古いカフェのトイレは便座がないことも!

そのため、以下のアイテムはぜひ持参を。

  • トイレに流せるポケットティッシュ(多めに)
  • 除菌ウェットティッシュ(手洗いできない時にも)
  • 携帯用ウォシュレット(あれば快適さUP)

ポケットティッシュは現地のスーパーでも売っていることはありますが、質や使い勝手を考えると日本から持って行くのがおすすめです。

除菌シートと携帯用ウォシュレットは現地で入手するのは難しいので、必要な方は日本から持参しましょう。

気候・寒暖差に対応するグッズ

イタリアは地域や季節によって寒暖差が激しいことも。朝晩と日中で10度以上差が出る日もあるので、脱ぎ着しやすい服装が便利です。

  • サングラス(強い日差しに)
  • 晴雨兼用折りたたみ傘(突然の雨&日差し対策に)
  • 日焼け止め(使い慣れたものを)
  • ストールやカーディガン(教会のドレスコード対策にも)
  • ウルトラライトダウン(春・秋でも冷える夜に活躍)

イタリアは日本よりも日差しが強い印象があります。日本と同じように過ごしても一日外にいると日差しの強さで疲労が蓄積してしまいます。その際にサングラスがあると少し楽です。普段日本でサングラスをかける習慣がない方も持っていくことをおすすめします。

イタリアは日本のように一日中雨が降ることは珍しいですが、数十分通り雨が降ることがしばしばあり、そのたびに足止めを食らいます。朝晴れていても、折り畳み傘を持ち歩いた方が備えになります。

イタリアは日本ほど日傘をさす習慣がないのですが、日差しが強かったり熱中症のリスクがある方は、構わずに日傘を使いましょう。

春先でも日中は暑く感じることがあるイタリアですが、ノースリーブやひざが出る短パン・スカートだと、教会の見学を断られる場合があります。その際に、ストールで肩などが隠せると見学できるので、防寒以外の観点でも持参すると役立ちます。

一方で、日本をはじめアジア諸国のような冷房がガンガン効いて肌寒いという環境はあまりないです。

スマホ・電源周りのアイテム

旅行中はスマホが命綱。写真、マップ、翻訳、予約確認…何でもスマホですよね。だからこそ、電源まわりの準備も忘れずに!

  • Cタイプ変換プラグ(イタリアのコンセントに対応)
  • USBの充電ケーブル(機内で充電できる)
  • モバイルバッテリー(10,000mAh以上あると安心)
  • 充電器(スマートフォン、カメラ、スマートウォッチなど必要なもの)
  • eSIM(日本にいるときのようにスマートフォンを使うなら)

Cタイプの変換プラグを持っていけばホテルでスマートフォンなどの充電が可能です。

充電ケーブルはUSBタイプを持っていけば、機内でスマートフォンを充電できるので便利です。

それでも充電が不安であれば、モバイルバッテリーを持参しましょう。

ホテル内はWi-Fiが飛んでいますが、現地でインターネットで予約をしたいときなど、ホテルの外でインターネットにつなぎたいと感じることも多いでしょう。

複数の人数で旅行をする場合はポケットWi-Fiを持ち歩いてもいいですが、最近は安価なeSIMも多いので、日本で契約していくと安心です。

ただし、前述したように、スマートフォンを見ながら街を歩くのは危険だからやめましょう。

機内・長距離移動を快適にするグッズ

日本からイタリアまではフライトで12時間以上。長時間の移動で体力を消耗しないためにも、快適グッズを持って行きましょう。

  • ネックピロー(首の疲れ防止)
  • 耳栓&アイマスク(睡眠の質アップ)
  • 着圧ソックス(むくみ防止)
  • スリッパ(ホテルでも使える)
  • マスク(乾燥対策)
  • ハンドクリーム(乾燥対策)

ネックピローは浮き輪のように膨らませるタイプ、クッションタイプ、ウレタンタイプと千差万別です。骨格や好みで何が合うかは人それぞれなので、お店などで試してみることをおすすめします。
ネックピローなしでタオルなどで代用する方もいます。

耳栓とアイマスクは機内で寝たいときに役立ちます。
機内はエンジン音がうるさいので、ノイズキャンセリング機能の付いたイヤホンをお持ちであれば快適に過ごせます。アイマスクは航空会社によってはエコノミークラスでも付いていることもありますが、ない場合もあるので気になる方は持参しましょう。筆者は布のアイマスク以外に蒸気でホットアイマスクを何枚か持参し、目の疲れを癒しています。

12時間以上狭い飛行機の席に動かずにいると足がだんだんむくんでくるのが分かります。靴がきつく感じます。席にいるときだけでも靴を脱いでスリッパを履くとリラックスできます。着圧ソックスを履くのもおすすめです。

マスクとハンドクリームは機内の乾燥対策に役立ちます。

小さなことですが、あるとないとでは疲れ方が違います。

イタリア旅行に必要な持ち物一覧は最後にまとめています。

【イタリア旅行】「持っていけばよかった…」と後悔しやすいアイテムまとめ

現地に行ってから「あれを持ってくればよかった…」と気づいても遅い!そんな後悔を防ぐために、旅先で忘れがち…でも実は重要な持ち物をピックアップ。

特に女性旅行者ならではの視点も交えてご紹介します。

女性旅行者が後悔しやすい持ち物

イタリアに複数回旅行したことがある筆者が持っていけばよかったと感じたアイテムを紹介します。

  • 生理用品(海外製は合わないことも)
  • メイク道具やスキンケア(現地では入手困難)
  • メイク落としシート(夜便に乗るなら必需品)
  • 防寒着(ウルトラライトダウンなど)
  • 革靴(レストランで食事や現地でエンタメを見るなら)

自分が普段使っているものこそ、使い慣れた日本のアイテムを持っていくのがベストです。

現地で手に入りづらいもの

「現地で買えばいい」と思っていたけど、実際はなかなか見つからない or 高かったものも。

  • 箱ティッシュ(ホテルに付いてない)
  • 折り畳みスリッパ(ホテルに付いてない)
  • 洗濯グッズ(ロープ・洗剤・ハンガー)
  • 日本食(インスタント味噌汁、ふりかけ)
  • ティーバッグ(緑茶、ほうじ茶など)
  • カイロ(冬の旅行)
  • 胃腸薬、湿布、目薬など日本の市販薬

ヨーロッパでは、日本のような2枚組のティッシュが少なく、4枚組のティッシュが主流です。

現地の方は4枚組のティッシュを何度も使うので、日本と習慣が異なります。

一回一回鼻をかんだらティッシュを捨てたかったら日本から持って行った方が快適です。

日本食は普段そこまで好きではなくても、イタリアの脂っこくて量が多い食事が続くと知らず知らずのうちに胃腸が疲れてきて、食欲がなくなることも。そういう時に梅干しを食べて疲れを取ったり、具沢山味噌汁を食事替わりにして、胃腸を休めることも大切です。

滞在が長くなる人ほど、このあたりの準備があると快適度が変わります。

写真好き女子が忘れがちな撮影アイテム

イタリアの街並みはどこを切り取っても絵になるので、写真撮影グッズはぜひ用意しておきましょう。

  • 一眼レフやGoProなどのカメラ本体
  • 充電器
  • SDカードなどの保存媒体

思い出に残すなら、写真のクオリティにもこだわりたいですよね。

写真撮影に夢中になるがあまり、スリなどの被害にあわないように、手荷物には十分気を配りましょう。写真撮影が終わったらすぐにバッグの中にカメラをしまうことを忘れないでください。

また、撮影禁止・フラッシュ禁止などのルールは必ず守りましょう。

カメラを持っていないが、旅先で本格的なカメラを使いたい方は、レンタルを利用するのはいかがでしょうか。

R&Yレンタルならスーツケースや変換プラグと一緒にカメラのレンタルも行っているのでまとめて借りられて楽です。

イタリア旅行の持ち物チェックリストまとめ【印刷・保存OK】

これまでに紹介したアイテムを、旅の準備に役立つチェックリスト形式で再整理しました。スクショしてスマホに保存するのもよし、印刷してスーツケースのそばに貼っておくのもおすすめです。

ダウンロードできるヨーロッパ一人旅チェックリスト(PDF)はこちら

  • パスポート(コピーも持っておくといい)
  • 航空券(印刷しておく)
  • 現金(日本で両替がおすすめ)
  • クレジットカード
  • スーツケース
  • 防犯リュック・蓋が閉まるバッグ
  • ワイヤーロック
  • 変換プラグ(滞在する国に対応したもの)
  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • スマートフォン充電器、ケーブル
  • Wi-Fiレンタル
  • 常備薬
  • 観光ガイドブック
  • 洗濯ネットと洗剤
  • エコバッグ
  • 歯ブラシ
  • シャンプー・コンディショナー
  • スキンケア用品
  • ハンドクリーム・ボディークリームなどの保湿系グッズ
  • 眼鏡・コンタクトレンズケア用品
  • ヒートテック・ウルトラライトダウンなど防寒着
  • 海外旅行保険の保証書
  • デジカメ、バッテリー
  • 連絡先メモ(カード会社、保険)
  • スリッパ・サンダル
  • セキュリティポーチ
  • 整髪料・ヘアアイロンなど
  • ホテル・飛行機で着られるゆったりした服
  • Blutoothイヤホン・AirPods、耳栓
  • 通訳アプリ、Googleレンズ
  • ネックピロー
  • アイマスク、ホットアイマスク
  • サングラス(春・夏に旅行する方)
  • 折り畳み傘
  • ジップロック
  • 財布(複数あるといい)
  • マスク
  • 箱ティッシュ
  • カイロ(秋・冬に旅行する方)
  • ウェットティッシュ
  • トイレに流せるポケットティッシュ
  • ティーバッグ
  • インスタント味噌汁
  • 梅干し
  • タオル
  • ひも付き洗濯ばさみ
  • 汗拭きシート
  • 消臭スプレー
  • 使い捨てカトラリー
  • 替えの靴
  • 女性向け ブラトップ
  • 女性向け ストール
  • 女性向け 生理用品
  • 女性向け 圧着靴下・レギンス

まとめ|忘れ物ゼロで安心・快適な旅を

イタリア旅行を100%楽しむためには、事前の準備がとっても大切。「あれもこれも持っていけばよかった…」とならないように、この記事を参考にして、あなたの旅スタイルに合わせた持ち物を揃えてみてください。

しっかり準備して、不安ゼロで楽しいイタリア旅行になりますように!

タイトルとURLをコピーしました