2013年5月にスペインのバルセロナに一人旅をしました。
ガウディが好きで日本で開催されたガウディ展に行ってから、一度はバルセロナに行ってみたかったので、メジャーな観光地を中心に巡りました。
バルセロナは街全体が色鮮やかで、歩いているだけで気分が晴れやかになります。
また、野菜やシーフードなどの食べ物がおいしく、とてもおすすめできる街です。
旅自体はとても楽しめたのですが、初めてのスペインということでしくじりもありました。反省点として記していますので、皆様も旅行する際は是非参考になさってください。
10年以上前の旅行なので、現在と異なる部分があるかもしれません。2025年4月時点の最新情報も載せていますので、旅のヒントになれば幸いです。
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バルセロナ旅行前はパリに3泊していました。その様子はこちらをご覧ください。
【行程表】バルセロナ2泊女性一人旅:ガウディの建築物を巡る旅
バルセロナはスペインを代表する大都市ですが、ガウディ関連の施設に絞って観光すれば、2泊で十分観光できる広さです。
サグラダファミリアやグエル公園などメジャーな観光地は、地下鉄やバスで行くことが可能なので、一人旅におすすめです。
バルセロナ滞在中の実際の行程表は以下の通りです。
日 | 時間帯 | 行程 |
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1日目 | 昼 | (フランス・スペイン時間)13時ごろParis Orly(オルリー)発 Vueling(ヴエリング)航空 El Prat de Llobregat Aeropuerto(バルセロナ国際空港)行きの飛行機で出発 |
午後 | (フランス・スペイン時間)14:55着 バルセロナ市内の中心地Estació Barcelona-Sants(バルセロナ・サンツ)駅までRENFE(スペイン国鉄)で向かう バルセロナ・サンツ駅で地下鉄を乗り替えてホテルへ しくじり①到着が日曜でスーパーがやってない |
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2日目 | 朝 | 地下鉄でSagrada Família(サグラダファミリア)へ しくじり②サグラダファミリア入場1時間待ち Barcelona Bus Turístic(バルセロナ・ツーリストバス)でPlaça de Catalunya(カタルーニャ広場)へ |
昼 | La Rambla(ランブラス)通りを歩いてランチ Palau Güell(グエル邸)へ |
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午後 | 海まで歩いてバルセロナ・ツーリストバスで沿岸部から周遊 Arc de Triomf(バルセロナ凱旋門)で休憩、晩御飯を買いバルセロナ・ツーリストバスで周遊しつつホテルに戻る |
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3日目 | 午前中 | 朝から地下鉄で市場la Boquería(ラ・ボケリア)で食事 バスを乗り継いでParc Güell(グエル公園)へ向かう |
昼 | グエル公園を散策 しくじり②カタルーニャ広場で時間をつぶしすぎてホテルに戻る時間が遅れる |
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午後 | しくじり③急いでホテルに向かい、駅に向かうがペルピニャンに行く電車に乗り遅れる | |
夕方 | 元々買っていた電車の一本後の電車でペルピニャンへ到着 |
【バルセロナ一人旅】1日目:Paris Orly(オルリー)空港からバルセロナへ
バルセロナの前にパリを旅行していたので、パリのオルリー空港(国内線中心の空港)からスペインのLCCヴエリング航空でバルセロナに向かいました。
正確に時間を記憶していないのですが、13時ごろ出発して14:55にバルセロナに到着しました。
ユーロ圏内の移動なので、パスポートチェックはなかったです。ただ、海外なので1時間以上前に空港に着くようにしました。
El Prat de Llobregat Aeropuerto(バルセロナ国際空港)からRENFE(スペイン国鉄)、メトロを乗り継いでホテルへ
特に問題もなくバルセロナ国際空港に到着し、RENFE(スペイン国鉄)でEstació Barcelona-Sants(バルセロナ・サンツ)駅に向かいました。
バルセロナ・サンツ駅はバルセロナ最大の鉄道駅でスペイン国鉄やメトロなど多くの路線が乗り入れています。東京でいうと東京駅をイメージしていただければわかりやすいと思います。
約20分ほどでバルセロナ・サンツ駅に到着し、そこから地下鉄3号線、1号線を乗り継いでHostafrancs(オスタフランクス)駅近くのホテル、Hotel Azul Barcelona(ホテルアスールバルセロナ※現Acta Azul(アクタアスール))に無事到着しました。
壁が青で統一されていておしゃれなホテルでした。
ホテル周辺は中心地ではありませんでしたが、駅前に市場と小さいスーパーがあったり、近所にカフェがあって便利でした。
バスタブ付きの部屋を探していたため、一人で泊まるには少し広いくらいでとても快適でした。ミニキッチンが付いていて、お惣菜を温めたりできたのは小食な筆者にとってとても良かったです。
しくじり①到着が日曜でお店がやっていなかった
Hostafrancs(オスタフランクス)駅前にMercat Hostafrancs(ドゥスタフランス市場)があるにもかかわらず、到着した日曜は定休日。
夕方ごろ到着したので買い出しができず。困りました。
土曜夕方、日曜に到着予定の方は、買い出しする場所があるかどうか、事前に確認するようにしましょう。
一日目の夜は近所のカフェでサンドウィッチを買ってしのぎました。
【バルセロナ一人旅】2日目:Sagrada Família(サグラダファミリア)・Palau Güell(グエル邸)を観光
2日目はこの旅のメインイベント、ガウディ建築巡りです。
あまり細かく予定を立てないタイプなので、サグラダファミリアとグエル邸に行ければいいくらいに考えてホテルを出ました。
朝一でサグラダファミリアに向かう
9時過ぎにメトロのオスタフランクス駅から1号線に乗り、Universitat(ウニヴェルシタット)駅で2号線の乗り換えSagrada Familia(サグラダファミリア)駅へ向かいました。
出口を出ると目の前に大きなサグラダファミリアの教会が見えて圧巻でした!
昼間だったので、建物の中に光が差し込みとても美しく荘厳な空間でした。
大聖堂の地下に資料館もありました。中の展示物は日本で過去に見た「ガウディ展」でよく展示されているものでした。
どのくらい時間が取れるのか不明だったため、一番安かった教会内部のみのチケットで入りました(塔の見学はなし)。今思えば塔の見学もすれば良かったです。
2026年に完成予定なので、これから旅行を計画するなら完成後に行くのも良いかもしれません。
しくじり②サグラダファミリア入場1時間待ち※現在は予約必須
2013年時点では、観光施設に事前に予約する習慣がなかったため、サグラダファミリアへは予約をせずに向かいました。
サグラダファミリアは朝から長蛇の列で入場に1時間もかかってしまいました。
先ほどの地下鉄の駅の写真が9時過ぎでしたが、サグラダファミリアに入れたのは10時過ぎでした。
2025年時点でサグラダファミリアへの入場は予約が必須ですので、必ず予約をするようにしましょう。
2025年4月時点で直近2週間は予約が埋まっていました。なるべく早めに予約をすることをおすすめします。おすすめの時間帯は午前中です!
2025年4月時点のサグラダファミリア公式サイト(英語)で予約した場合の入場料(大人ひとり)は以下の通りです。
- 内部見学のみ:26ユーロ
- 内部見学グループツアー:30ユーロ
- 内部見学+塔:36ユーロ
- 内部見学グループツアー:40ユーロ
日本語ガイド付きのツアーも予約可能です。手数料がかかるので、公式サイトより若干高いですが、日本語で予約して日本語のガイドを希望であれば、検討の余地ありです。
バルセロナ市内観光バスでサグラダファミリアからPlaça de Catalunya(カタルーニャ広場)へ
サグラダファミリアからグエル邸に行くためにバルセロナ市内観光バスに乗りました。
Barcelona Bus Touristic(バルセロナ・ツーリストバス)の赤ルートでサグラダファミリアから乗車し、カタルーニャ広場で降りました。
地下鉄で行くこともできますが、バルセロナの鮮やかな景色を少しでも見たかったので、割高ですが観光バスにしました。
バルセロナ・ツーリストバスは都内でも見かける2階建ての屋根なし観光バスで、日本語を含む多言語対応のオーディオガイドを聴きながらバルセロナ市内を周遊できます。バスを降りずに一周しても楽しめると思います。
1日券、2日券ではなく、24時間、48時間の乗り放題チケットなので、24時間チケットを午後から使ったら、翌日の午前中まで利用できます。
カタルーニャ広場からLa Rambla(ランブラス)通りを歩いてグエル邸へ
バルセロナ中心地、カタルーニャ広場でバスを降りると周囲はZaraやApple Storeなど高い建物が建ち並び、パッと見ただけで都会だなということが分かります。
カタルーニャ広場から南に伸びるのがLa Rambla(ランブラス)通りです。ランブラス通りを南に進みグエル邸へ向かいました。
※スペルはLa Ramblaですが、日本語の観光情報には「ランブラス通り」と記載しているので、合わせています。
ランブラス通りは真ん中が歩道で両側が車道です。自由が丘のマリークレール通りを広くした感じです。
歩道には市場のような小さなお店があったり、大道芸をする人でにぎわっていました。
ランチはランブラス通りのカフェテリアでミネストローネとパンを食べました。おいしかったです。
ランブラス通りを800mほど南に進み、Nou de la Rambla(ノウデラランブラ)通りを右に曲がると、グエル邸に到着します。
光が降り注ぐグエル邸に感動!※オンライン予約推奨
グエル邸は、天才建築家ガウディが手がけた幻想的な邸宅で、美しい鉄細工の門やカラフルな煙突装飾が魅力です。
外観だけでなく内部も見ごたえがあり、彼の独創的な世界を間近で体感できます。
特に、吹き抜けの天井の小さな穴から太陽光が降り注ぐ様子は星空のようです。
グエル邸も公式サイトからオンライン予約ができるので、並びたくない方は予約をおすすめします。
ランブラス通りを抜けて浜辺を散歩
ランブラス通りを抜けるとコロンブスの塔が建つ広場に出ます。その広場の先は海です。
砂浜におしゃれなテラス並んでいて、そこでお酒を飲んだり、浜辺でスポーツを楽しんでいる人がいて楽しそうでした。
バルセロナ・ツーリストバスでArc de Triomf(バルセロナ凱旋門)に向かう
ランブラス通りの終点コロンブス広場のバス停(LA RAMBLA-COLOM)から海岸線沿いに走り、ARC DE TRIOMF BARCELONA NORD(バルセロナ凱旋門)まで乗りました。
2階のオープンルーフの席に座っていたので、地中海沿いからの海風が気持ち良かったです。
バルセロナ凱旋門は広い公園の中にあり、のんびり散歩できました。
晩御飯用にお惣菜屋さんで肉団子とパリ・ブレスト(ヘーゼルナッツクリームのエクレアのようなもの)を買いました。ホテルに帰ってから肉団子をレンチンで食べましたが、とてもおいしかったです。
【バルセロナ一人旅】3日目:la Boquería(ラ・ボケリア)とParc Güell(グエル公園)を観光
バルセロナ最終日です。
3日目は午前中ランブラス通りのラ・ボケリア(市場)でマテ貝を食べた後、Parc Güell(グエル公園)へ向かいました。
その後、バルセロナ・サンツ駅からフランスのペルピニャンへ列車で向かう予定でしたが…予定通りいかず、列車に乗り遅れてしまいました。
チェックアウトしてラ・ボケリアへメトロで向かう
朝ごはんを食べてホテルをチェックアウトしました。
中心部から外れたホテルで何かと移動に時間がかかりましたが、スタッフがフレンドリーで親切でよいホテルでした。
帰りの列車は夕方だったので、荷物はホテルに預けて出かけました。
午前中は再びランブラス通りに向かいラ・ボケリアを見て回りました。野菜・肉・魚が並ぶショーケースはどれもおいしそうで、とても活気がありました。
バルセロナは海沿いなので、シーフードが食べたいと思いマテ貝と白ワインをいただきました。
ハーブが顔ってとてもおいしかったです。
シーフードがおいしいと旅の満足度が上がりますね!
カタルーニャ広場からバスでグエル公園へ
ラ・ボケリアを出てカタルーニャ広場へ戻り、24番の路線バスに乗ってグエル公園へ向かいました。
バルセロナ・ツーリストバスでも行くことができますが、購入した24時間チケットがすでに時間切れだったので、路線バスにしました。
路線バスはぱっと見すべて同じに見えますし、料金をいつ払うか、バス停の名前を聞き取れるかなど懸念材料が多いので、ハードルが高いです。でも行くしかありません。
バスの中で観光客丸出しにしていたつもりはないですが、バスの中で親切なマダムにグエル公園は次のバス停だと言われその通りに降りたら到着しました。
グエル公園は2013年時点で世界中から人が来ていてものすごく混んでいました。今はもっと混んでいると思います。
5月という季節柄、ガウディのカラフルな建築と初夏の草花がとても鮮やかできれいでした。
公園内は人は多いですが、公園自体は広いので開放的な気分に浸れます。中心部から少し距離はありますが、バルセロナに来たら絶対訪れたほうが良いです。
しくじり②荷物を預けていたホテルに戻る時間が遅れる
再びバスに乗ってカタルーニャ広場へ戻りました。
カタルーニャ広場に日本で観たことないくらい広いCAMPERがありました。思わず入ったら店員さんに日本語で話しかけられ、ついつい油を売ってしまいました。
気付くとホテルに戻る時間が遅れてしまい焦りました。
しくじり③ペルピニャンに行く電車に乗り遅れる
ホテルから次の目的地ペルピニャンへ行く列車が出るバルセロナ・サンツ駅まで直線距離だと徒歩15分です。歩けば十分間に合う時間です。しかし、一度も通ったことのない道を大荷物で向かうのはリスクを感じたので、大事を取ってメトロにのってバルセロナ・サンツ駅へ向かいました。
何もトラブルがなければ発車時間に間に合う時間でしたが、メトロがなかなか来ずバルセロナ・サンツ駅に到着したのが列車が出る数分前でした。走れば間に合うと思ったのですが…
スペインの高速列車は乗る前に飛行機のような手荷物検査があり、到着時すでに手荷物検査は締め切られていてホームまでの階段にチェーンがかかっていました!
ペルピニャンへ向かう電車には乗れませんでした。いざというときのため、その日の最終列車より早めの列車を予約していたので功を奏しました。
急いで、次の列車のチケットを窓口で買いペルピニャンに行きました。
追加で50ユーロほど支払いました。
フランス南西部の町Perpignan(ペルピニャン)へ到着
バルセロナ・サンツ駅から1時間半ほどでフランス南西部の町ペルピニャンへ到着しました。
ホテルは旧市街の中のホテルドゥフランスです。レトロでとてもかわいいホテルでした。
晩御飯は近所のモノプリで買ったお惣菜をホテル内でお皿とカトラリーを借りて食べました。
まとめ
バルセロナはちょっとしたしくじりが多かったですが、景色もきれいで食べ物もおいしかったのでまた行きたいです。
2025年時点日本からバルセロナへは直行便はありません。日本からの直行便があるマドリッド、パリやロンドン経由で向かうのが良いでしょう。
行くのに手間はかかりますが、ガウディ建築は一見の価値がありました!
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